登場から二十年以上の時が経っても、今なおBMWラヴァーやカーエンスージアスト達に愛され続ける
歴史に残る”M”の名車
「E46型 M3」
二台のカーボンブラックをまとった魅力的な二台が今ここにある
同じ色 同じ後期型ではあるが、それぞれが持つオーラや立ち位置はまるで180°逆だ
それぞれご紹介しましょう
―2ペダルで操るエレガントスポーツスタイル
BMW M3 SMGⅡ
最初に紹介するのは「M3本来の良さを生かす」
そんな一台だ
外観はオリジナルを美しく保ち、エキゾーストやサスペンションもノーマルを維持
そんな本来の美しさをキレイに保つ一台の足元には
「M3CSL」の本国純正ホイールである BBS RC337 RC341をインストールし
トランスミッション、SMGⅡのプログラムもCSLプログラムにへとアップデート
オリジナルの姿や動きを尊重しつつ、M3 MGが持つ潜在能力引き出せるようにアップデートされている
カーボンブラックにコーディネートするのは
イモラレッド×ブラッシュドアルミのインテリア
黒×赤の絶対に外さない組み合わせに、金属感のあるアルミの質感が黒と赤をクールにつなぐ
M3を妖艶でエレガントスポーツスタイルに引き立てるオトナな一台に
そんな一台らしく、SMGをオートモードにしてゆったりと流せばクルーザーに
いざという時はパドルシフトを駆使すれば、MTを凌ぐシフトスピードとダイレクトにくる振動、共に獣のように駆け抜けるスポーツカーに
心地よいストレート6サウンド、動きが分かりやすい純正サスのしなやかな動き
エレガントな雰囲気とイージードライブと同時に、S54×FRの荒々しさを存分に味わえる
M3の本来の味を大事にした、オトナな一台だ
そして、ご紹介するもう一台は
―3ペダルで操る武闘派スタイル
BMW M3 6speed-MT (SMG→6MT conversion)
名機S54を自らの手足で完璧に手懐けるために手を加えらえた硬派な1台
熱いS54エンジンの鼓動、Mの走りをより強調させるべく各所をアップデート
もともとはこちらもSMGⅡであったものを、走りの真髄へ迫るべく3ペダルMTへとコンバート
足元は王道レーシングスタイルの “VOLK RACING TE37SL”
サスペンションは”アラゴスタ Type-S”をインストール
しなやかかつ強靭に路面を捉えるサスペンションと、軽量高剛性の代名詞であうTE37SLで足元を武装しフットワークの良さをグッと引き上げ
エキゾーストは甲高いS54エンジンのストレート6サウンドを引き立てるべく、クライスジーク製のマフラーを装備し、より甲高く気持ちのいいやる気にさせるS54サウンドを奏でる
インテリアはMテクスチャ×ハーフレザーの、Mモデルらしいインテリアに
RECARO RS-G×OMPステアリング×IRPショートシフターをセット、より熱き走りに対応できるインテリアに
俊敏なE46M3の動きや、ビリビリとしたS54エンジンの魅力を更に高みへと引き上げる武闘派なスタイルだ
”オリジナル・リスペクト×イモラレッドレザーの”エレガントスポーツスタイル”
”走りの情熱を掻き立てる、レーシングなアイテムをまとった攻撃的な”武闘派スポーツスタイル”か
これはいわば【究極の二択】
しかしながら、そこに正解や不正解というものはない
どちらも濃厚なBMW-Mワールドがそこにあるのだから!
これはBMW-M3というクルマの楽しみ方の多様性、世界の広さを表しているという事でもある
同じクルマで、同じ色で、こんなに持っている世界観が違うのか、本当にクルマって面白い!
もし目の前にキーが2つあったら、あなたはどちらを選びますか?


BMW Mは言った、M3は地上のアスリートであると 。
当時最新のエアロダイナミクスの理論に基づき描かれたそのボディ
標準モデルよりも25mm拡幅、筋肉質に膨らんだフェンダー。
そのボディラインは屈強にして強靭。

コンパクトなボディを控え目ながら、前後共にワイドに拡大され生まれた力強くもグラマラスなボディ。
カーボンブラックに光が当たったその姿、その陰影は美しく逞しく鍛え上げながらも無駄を排除したアスリートのよう

その地上のアスリートの足元を飾るホイール
片方は、スペシャルモデルである「M3CSL」の本国純正ホイールである BBS RC337 RC341 コンペティションホイールをインストール。
純正の良さを生かした主張しすぎない、オトナなスポーツスタイリングに

もう一台は、アラゴスタ Type-S サスペンションによりスッとキレイに車高が落とされ、その足元にはVolkRacing TE37SLをインストール。
定番ですが、やはりカッコイイ!抜群に似合います!
E46M3のスポーツスタイリングの魅力をよりレーシングな方向にへと強調させています

どちらもE46M3においては鉄板なスタイル、CSLホイール、TE37SL どっちも絶対にカッコイイ組み合わせ
うーん、これは悩ましいぞ

中央が膨らむパワーバルジが設けられた力強さを強調するボンネット 。
その中に収まるのは、ダブルVANOS、6連スロットルを持つ 8000rpmを許容する3.2L自然吸気 3.2L 直列6気筒エンジン
”S54B32”
3.2Lの自然吸気エンジンながら、リッター馬力100ps越えの「343ps/7900rpm 37.2kgm/4900rpm」のパワー&トルクを発生する。
まるでレーシングエンジン並みの刺激的なフィーリングが何よりの魅力
いわゆるシルキーシックスとは異なり、 回せば回すほどに荒々しさを増す情熱的なフィーリング
ドライバーの心にビリビリと響く、乾いたハイトーンサウンド。もっと上まで回したくなるエンジンの鼓動。
このエンジンに虜になった人は多いのでは?
このエンジンの力の伝達し、コントロールするトランスミッションはそれぞれ違いがある
SMG vs 6MT
これはE46M3における永遠のテーマかもしれない

—SMG II
F1テクノロジー直系、最速0.08秒の電撃シフトと、オートモードでのイージードライブの両立が魅力
シフトスピードを最速にし、アクセル全開のままパドルを引いた瞬間のあの過激な変速ショックと、完璧な自動ブリッピングは、現代のDCTでは絶対に味わえない唯一無二の刺激だ
場合によっては刺激度はSMGの方が上なように感じる
この個体では、スペシャルモデルであるM3CSLのトランスミッション・プログラムをインストールし
よりダイレクトで俊敏、そして違和感の少ない気持ちのいいシフトフィーリングへとアップデートさせています
SMGの楽しさ、案外病みつきになりますよ?

—6MT
S54エンジンを100%自分の四肢で操る至高のアナログ空間。
タコメーターが8,000回転に向かって突き抜ける金属音を、ダイレクトにコントロールする快感は
時代を超えて色褪せない。
シフターをIRP製の攻撃的なスタイルのショートシフターを装備
ガチッとした硬質なシフトフィールと、一瞬でシフトチェンジができる驚きのショート具合
走りの気持ちをグッと引き上げてくれるアップデート済です

6MTで存分に味わうも良し、SMGの独特な操作感で走らせるのも良し
どちらにも8000rpm↑のビリビリとしたハイトーンサウンドを放つストレート6が「アクセルを踏み込め」とドライバーをそそのかしてくる
どちらも現代にはない「濃すぎるBMW M」の血統。
もし目の前にキーが2つあったら、あなたはどちらを選びますか?

ドライバー中心に配置され、視認性に優れたインテリア。
車を操るという動作に集中できる、ドイツ車らしい、BMWらしい機能的なデザイン がE46のインテリアの特長
SMGⅡの個体には、イモラレッド・レザー×ブラッシュドアルミトリムのパッと目を惹く妖艶さをもったインテリアをチョイス
ブラックのボディに×赤内装という、ちょっとチャラい感じがまた魅力ですよね

シートはしっかりとした座り心地で、座った瞬間にドイツ車だなとわかるもの。
大柄に作られたシートは、ロングツーリングでの快適性を確保しつつ、サイドのサポートの張り出しも大きいので、ワインディングでのエキサイティングな走りでもしっかり体を支えてくれます

対する6MT仕様の方は、M3が持つ硬派な走りのイメージを強調させるインテリア
インテリアはMテクスチャ×ハーフレザーの、Mモデルらしいインテリアが選択され
RECARO RS-G×OMPステアリング×IRPショートシフターをセット、より熱き走りに対応できるインテリアに
SMGの方とは真逆で、チャラさとは無縁な硬派な印象
俊敏なE46M3の動きや、ビリビリとしたS54エンジンの魅力を更に高みへと引き上げる武闘派なスタイルだ

同じカーボンブラックでも、インテリアが違うだけでまったく別の雰囲気へと変わる
さぁ、あなたはどちらがお好き?
―あなたがE46M3に求める物は何か
SMG と 6MT
どちらも同じ”S54B32”という神がかった最高の自然吸気ストレート6を搭載している
信号が青になって、ただ加速をするだけでも、E46M3独特なドライビングプレジャーを感じることが出来るのは確かだ
2ペダルか3ペダルかの違いはあるが
感じられるビリビリとしたエンジンのフィーリングは変わらない
SMG×パドルシフトで当時の最先端のスーパースポーツ像を追いかけるか
6MTでクラシカルながらも自らの手でシフト操作し全てを自分で操るか
どちらにも、独特で楽しい世界が待っている
カーボンブラックのエクステリアにCSLアイテム。イモラレッド×ブラッシュドアルミのインテリアのパッと華やかな雰囲気。
スポーティ×オシャレな一台をサラッと乗りこなすスタイルか
カーボンブラックのエクステリアに低いスタンスとTE37SLのレーシングな装い
無駄な装飾はせず、レーシングなアイテムで身を包み、走りの真髄を追い求める
そんなガンガン走り込む硬派なスタイルか
どちらを選ぶか?と聞かれると、どちらもM3の魅力的なポイントを抑えているからこそ悩ましい
どちらもS54直6NAを味わう最高の方法。
車好きならこの2台、本気で迷いませんか…?


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【野中誠太選手プロフィール】
・2000年生まれ/埼玉県川口市出身
・2021年 FIA-F4日本選手権 シリーズチャンピオン(6勝)
・2024年 スーパーフォーミュラ・ライツ シリーズ3位
・2022年よりSUPER GT・GT300クラスに参戦(2024年:シリーズ9位/埼玉Green Brave)
・2025年 全日本スーパーフォーミュラKDDI TGMGP TGR-DC、SUPER GT 埼玉Green Brave、
SUPER 耐久 埼玉Green Brave、GTアジア TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA参戦中
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