ワゴンでスポーツカーを凌駕する…というロマン
それはロマンという「憧れ」であり、結果的にはスポーツカーには走りでは敵わない…というのは確かなことであった
そんな”出来ないこと” であったが故に、ワゴンでスポーツカーを凌駕するというのはある意味”膨れ上がった理想”のようなもの
…だったのだが、昨今は状況が昔と全然違う
”膨れ上がった理想”は、現実になってきている
技術革新やワゴンで速さを極めるという一種の熱狂的な思いをもち続けてきた人々の心により進化を重ねていき
最新の”スーパーワゴン”ってのは、今までの常識をゆうに超えるような、正直ものすごい領域に入っている。
並みのスポーツカーなど置いてけぼりにすることなんて、今やもう夢ではない
特にこのクルマに関しては、本気でそれを実現してしまうんではないか?
いや、このクルマならできるだろう。ロマンを現実に変えられる。
そう思えるほどの実力をその”ワゴンボディ”に秘めているのだ
なぜならこのクルマは、BMW-Mが
長らくスーパーワゴンの世界を引っ張ってきたこのドイツ二大巨頭
Audi-RS Mercedes-AMG
こいつらを打ち砕き、並み居るスポーツカーや、なんなら身内のM3・M4までをも打ち砕くべく送られた刺客
”Mの哲学を詰め込んだ、スーパーワゴン”
M3ツーリングなのだから!!
まずは何より、エッジのかなり効いたそのスタイリングでしょう
スカイスクレイパー・グレーメタリックのクールなボディカラーがよりそのシャープさを際立たせる
そしてワゴンボディには、明らかに違和感があるレベルに膨らんだ前後のフェンダー。もっているスペック、圧倒的な走りの実力を隠そうともしていない。
野太く唸り強烈なパワーを放つ530psのパワーと650Nmトルクを誇るストレート6エンジン
M xDrive G系CLARプラットフォームの進化によりワゴンボディとは思えないほど、ガッチリと強固な剛性を誇るシャシーとボディ
BMWらしいFRベースの操る楽しみ、駆け抜ける楽しみを追い求めたハンドリング
FRらしい素直なハンドリングと、路面をしっかりとつかむ安心感と、驚くようなトラクションを両立した四輪駆動システム、M xDrive
重いはずのボディが軽く感じ、MxDriveとアクティブMデファレンシャルで、あり得ないほどにグイグイと意のままに曲がっていく様子は
ステアリングを握り走らせ、コーナーをひとつ駆け抜けた瞬間正直かなり感動してしまった
ワゴンでありながら、乗っている感覚はまさにピュアスポーツ
今まで出してこなかった分、蓄えてきたであろうMのレーシングテクノロジーが存分に注ぎ込まれたのだろう。それを強く感じられるドライビングフィールだ。
このクルマなら、ワゴンでスポーツカーを凌駕するというロマンを現実にできるんじゃないか
そう本気で思えるほど、”ピュアスポーツ”なステーションワゴンに仕上がっている
そうMらしいドライバーのココロにフォーカスしつつ
「M3にワゴンがあれば…」
「家族や荷物を乗せて、Mの走りを楽しみたい…」
日常にMを持ち込みたいという思いもっていた人々の心をしっかり受け止めてくれる
ステーションワゴンらしく、人も荷物も何時でも乗せられて、快適に移動ができるという、日常においての使いやすさや親しみやすさ
これらをしっかり兼ね備え、この一台で何でもこなせてしまうっていう、そんな頼もしさ
それがM3”ツーリング”の一番のポイントだろう
ステーションワゴン、速いワゴンが大好きな私としては、個人的にM3ツーリングが正直欲しくてたまらない
それは、この紹介文を読んでいるあなたもそう思っているのではないでしょうか?
日常にMの刺激を持ち込みたいという思いをしっかり受け止めてくれる
皆が待ち望んだ、Mが生み出したスーパーワゴン。
スーパーオールラウンダーをあなたの相棒に迎えてみませんか?

皆が待ちに待った日本正規導入の”Mワゴン”
M3ツーリング
まずはワゴンといえば後ろ姿、リアビューから見ていこう
そのスタイリングは、はっきり言って異質だ。

後方からのデザインはきこれまでのBMW製ツーリングワゴンの習ったもの…と言いたくなるが
一緒なのはワゴン独特のリアゲートがあるスタイリングだけだ
それ以外は全くと言っていいほど違う
よく、羊の皮を被った狼…的な表現を速いワゴン系では表することはあるが
もっているスペック、圧倒的な実力を隠そうともしていない。
明らかに拡大されているフェンダー、4本出しマフラーなど、何か様子がおかしい…!

ぼっこりと膨らんだ、明らかに拡大され大幅に張り出したリアフェンダー。
ぱっと見でもう秘めたる力、その筋肉を隠しきれていない、すごくマッチョなボディである
その全幅は1905㎜、これはベースの3シリーズツーリングから+80㎜全幅が広がっている M専用デザイン。
荷室と実用性を残したまま、圧倒的な踏ん張り感。 速い”Mが作り上げたワゴン”であることを演出する。
足元には、ディープにコンケーブしたデザインな フロント19/リア20インチ M 鍛造ホイールダブルスポークスタイリング825M。

フロントに275サイズ、リアに285サイズと履いているタイヤもかなり太い
その奥には巨大な真紅のキャリパーを持つ、Mコンパウンドブレーキシステム。
まったく言っていいほど、速いクルマであることを隠そうとしていない! ワゴンなのにコレだ。
これこそロマンの塊でしょう

文字通り、スーパーワゴンらしい威圧感のある戦闘的なスタイリング
これははっきり言って、並みのスポーツカーなどよりも迫力があるといってもいい。
もはや、この車を「ワゴン」と表現するのも躊躇せざるを得ない・・・
M乗り待望のスーパーワゴンに搭載されるのは、 3.0リッター直6ターボ
S58B30A

エンジンをかけた瞬間に身体に伝わる振動、低く唸る排気音が、タダモノじゃないモンスターワゴンであることを周囲に知らしめる。
それもそのはず そのパワーとトルクは
530ps/6250rpm 650Nm/2750~5730rpm
マイナーチェンジの際にパワーは+20psプラスされ、より刺激的なスペックを手に入れた
駆動は8速のMステップロニックと可変式4WDのM Xdriveの組み合わせ。
低回転から高回転まで、突き抜けるようなパワーとトルクにMxdriveの4WDシステムが相まって、驚くようなカタパルト的な加速を見せる。正直スポーツカーに肥えた人であってもみんな驚くレベルだ
スーパーワゴンと呼ぶに相応しいパフォーマンスを発揮する。

先代まではDCTであったが、G型からはトルコン式ATを採用
トルコンになって切れ味が落ちたのでは?と思うかもしれないが、心配はいらない。
M独特のソフトウェア制御により抜群の鋭さと、トルコンATらしいスムーズさを両立している
ということはシチュエーションやシーンなどを一切選ぶことなく、サラッと乗れて、いつでもどこでも強烈なパフォーマンスを体感できるようになったということ
これも、G型のM3の凄さと言える。
「M Xdrive?BMWといえば、FRでしょ!!」 そんな声があるかもしれないが、心配無用だ。
むしろこの味をを知ってしまったら二輪駆動には戻れないかも
通常は後輪駆動寄り、必要に応じて前輪にもトルクを配分というシステムで、 ドライビングスタイルに応じて “4WD→4WD Sport→2WD(完全後輪駆動)” まで選べるようになっている。

ドライビングフィールは、いい意味で4WDらしさをあまり感じない。かなりFRの挙動を大事にしているように感じる
しかも、アクティブMディファレンシャルが、 コーナリング時にトルクを自在に配分し
ワゴンでありながらケツで曲がるFRスポーツらしい楽しさ、
「BMWのスポーツモデルに乗っている!!」という楽しさを十二分に体感出来るのだ。
Mカラーに彩られる12.3インチのマルチディスプレイメーターパネル。

G型になって、ドライビングアシストプロフェッショナルなどが付いて先進性や快適性も兼ね備えるMとなった。
しかし、ドライバーの走りの本能を刺激し、理性を奪いに来るのがMであることを忘れてはいけない
このワゴンの走りには注意が必要だ!
インテリアは、基本的なレイアウトやデザインはG型の3シリーズに準じたもの
…であるが、その雰囲気は3シリーズのそれとは違う
各所にMらしいエッセンスはしっかり注入されている

スカイスクレイパー・グレーのボディに合わせるインテリアはブラック&ブルーのフルレザーメリノを選択。
ダッシュボードやトリムにもレザーが貼り込まれ、 上質な仕立てとなっています。
そこへスポーティなカーボントリムを組み合わせることでレーシングなイメージと気分を加速させるインテリアだ
上質なだけでない、走りの本能を刺激するインテリアと言って過言はないだろう。
シートはスポーツ走行にも耐えうるMスポーツシート。

充分なサポート性を持ちながらも、ゆったりとも乗れるのであくまでもコンフォートなツーリングワゴンに相応しい乗り心地を確保
後部座席は普通の3シリーズツーリングに準じた作りをもつ。
何も知らされずにこのクルマの後席に座らされた人はは、強烈な加速と俊敏な走りに驚くことでしょう!!
そんな人のために、忠告をしておかないと。
黒く塗られたのM3 Competitionのバッチが付いたワゴンに乗車するように勧められたら、
しっかりと身体を支える覚悟をしておこう。

圧倒的なパフォーマンスを手に入れても
使い勝手は3シリーズツーリングのそのまま!ってのがうれしいところ
荷室の容量は500リッターと、充分すぎる荷室容量をもちます

ご家族や、ご友人をのせ、荷物も満載して、旅行へ出かけられるワゴンらしい使い方もしっかりこなしてくれる
そして、可倒式のリアシートを倒せば荷室容量はなんと1500Lまで拡大!!

長物の積載も容易に可能です
スキーやスノーボード、自転車、ゴルフ、サーフィン、キャンプなど、なんでも行けちゃいます
ワゴンですから、キャリアをルーフにつけて、ルーフボックスやサイクルラックなどをつけてもいいでしょう
想像してください…それもまた絶対絵になるはず…!
そんなレジャーへの移動も高速で実現するスーパーワゴンです。
もちろん最近のクルマですから Assisted Driving

衝突回避・被害軽減ブレーキ、レーン・チェンジ・アシストなどの安全機能や

アクティブ・クルーズ・コントロールなど
安心してクルージングできる運転支援機能もしっかり備わってます。

ツーリングワゴンという車の性質上、ご家族を乗せるファミリーカーとして求められますが しっかりその役目をこなしてくれるでしょう
そして、オーディオシステムはハーマン・カードンのサラウンドシステムを搭載してます

お好きな音楽を流して、ACCにまかせてクルージング…っていうクルーザー的な使い方もお任せください
乗ればわかる。このクルマは、
「M3ツーリングをなぜ作らないのか?」 という長年のファンの期待の声に
これならMラヴァーの声に応えられると自信をもって送り出したんだと!
家族を乗せて、荷物を積んで。日常においては、穏やかにファミリーカーとしてて活躍してくれる
しかし、ひとたびアクセルを踏み込んだ瞬間に約束されるのは、心拍数が跳ね上がり、ステアリングを握る手には汗がにじむ
全てを忘れさせる”Mの走りの刺激”
誰でも思わず走りのハートに火がつく、ワゴンであることを思わず忘れるくらいに
実用車をベースとしていながらも、 日常をこなしつつ、サーキットも走れるドライビングプレジャーを最大化した車造りというのが、そもそものMの信念。
そういう意味じゃ、これは今まで一番Mモデルらしいクルマと言ってもいいんじゃないか?
これは実用車の皮を被ったMではない。
Mがワゴンの姿で現れたのだ!
Mラヴァー長年の夢、 ”Mの哲学を体現したワゴン”で駆け抜けろ!!!





