
911がポルシェという存在の象徴だとすれば、
ケイマンは、その象徴をより近く、 より純粋に感じさせる「体感装置」のような存在だ。
水平対向6気筒から4気筒ターボへ
そしていずれは、内燃機関からEVへと移り変わる時代の中で、変わらないものがある。
それは、ステアリングを握り、アクセルを踏み込み体感する“走りの楽しさ”。
718ケイマンは、ポルシェが大切にしてきた”走りの楽しさ”の本質を、
これからポルシェを手にするユーザーに伝え広げる、言わば伝承者。
各メーカーのスポーツモデルがハイパワー化に伴い、どんどんと大型化していく中で、
軽量スポーツモデルらしいコンパクトな車体を持つ718ケイマン。
ステアリングを握って操れば、MRならではのレスポンスとバランスを持ち、
走るたびに「やっぱりポルシェだ!!」と唸らされる。
カレラの弟分ではなく、 独自のアイデンティティを纏ったポルシェとして、
718ケイマンは”走りの楽しさ”を体感させる。
いま、時代はEVへと大きく舵を切ろうとしている。
だからこそ、その前にピュアな内燃ミッドシップを思う存分味わっておくべきであろう。
「ポルシェの楽しさって、スポーツカーって、これだよな!!」
そう言いたくなる走りの楽しさがここにある。

だが、よく目を凝らせば、そこにはスタイルエディション専用のブラックデカールがさりげなく浮かび上がる。
ブラックボディにブラックのアクセント あえて目立たせず、
近づいたときにだけ気づく繊細なコントラスト。
一目でそれと分かるデカールにすることも出来たであろう。
しかし、敢えてそうとはしない。
これは周囲へ主張するのではなく、 自身の感性を優先した美意識の形である。

Style Editionの足元に採用されるのは、
グロスブラックに塗られた20インチの“718 Spyderデザイン”ホイール
2.0をベースに仕立てられているため、S以上のグレードとは異なり、
キャリパーも着色されていない

それも相まって、必要以上に主張するような華美な要素は極力なくし、
全体の印象を静かに整えている。
静けさの中に宿るセンスのようなものが、 このStyle Editionを魅力的に演出する。

Style Editionであることでさえも主張しない静かなるセンスを感じさせるエクステリアを持つこの718ケイマン
しかし、そのドアを開けた瞬間、空気が変わる。
黒を基調とした室内空間に、深みのあるボルドーのレザーが差し込まれることで、
静かな緊張感と洗練された色気が同居する空間が現れる。

ブラックとボルドーレッドのコンビネーションには、クラシックとモダンが融合する
ブラックだけでは生まれない“奥行き”。
ボルドーだけでは出せない“節度”。
その二つを絶妙なバランスで織り交ぜるクラシックモダンなインテリアと言える。

Style Editionのヘッドレストにはクレストのエンボス加工が施される
それはまるで、”ポルシェの伝統”を、そして”これからの時間の濃さ”を伝えてくるかのような、
さりげなくもドライバーをその気にさせる意匠である。

Style Editionには、通常有料オプションとなるシートヒーターやツーゾーンオートエアコンは、
標準装備となる。
ちょっとした装備なのだが、 それはまるで、このクルマの走りの楽しさに魅了されたドライバーに
「多くの時間を718と過ごして欲しい」とでも言うかのようなポルシェからの贈り物ではないか。

見るからにスポーツカーらしいスタイリッシュなデザインを持つ718ケイマン
シートに座ってエンジンを始動させれば、自ずとその気分は高まる
搭載されるのは、2.0L水平対向4気筒ターボ。
最大出力300PS、最大トルクは380Nm。
PDKとの組み合わせにより、 0-100km/h加速はわずか4.9秒という俊足ぶりを見せる。

しかし数字以上に印象的なのは、 軽快でシャープなレスポンスと、
アクセル操作にリニアに反応するその“感覚の濃さ”。
加えて、ミドシップならではの前後重量バランスが、 ステアリング操作に一切の遅れを許さない。
ステアリングを切った瞬間、クルマ全体が「付いてくる」ような感覚。
それはまるで、 自分の意志がそのまま路面に描かれていくような一体感。
911とは異なるケイマンならではの魅力 ”走りの楽しさ” が、ここにはある。

センターに鎮座するクロノメーターが、ただの時計ではないことは、
今更説明するまでもないであろう。
ステアリングに設置されたドライブモードを
NORMAL、SPORT、SPORT PLUS、INDIVIDUALに切り替えれば、
シフトスケジュール、スロットルレスポンス、エグゾーストの音質までが変化し、
ケイマンは一台で“複数の人格”を演じ分ける。
しかもそれが誇張ではなく、走りの質そのものに直結する変化だからこそ、意味がある。
機能は飾りではない。
ドライバーとの対話を、より濃密にするための手段だ。

911がポルシェブランドの象徴なら、
718ケイマンは“走りの楽しさ”を一人ひとりに届ける伝承者。
それは、スペックでも価格でも語り尽くせない 「体感する歓び」そのもの。
派手さを削ぎ落としたブラックの装いに、 走りの本質だけを抽出したようなシンプルな装備。
だからこそ、この一台から伝わってくるのは、
「ポルシェとは、スポーツカーとは、こういうクルマなんだ」という明快なメッセージ。
時代が大きく変わろうとしている今だからこそ、
このピュアなミッドシップのステアリングを握ってみて欲しい。
走りの楽しさという“バトン”は、きっとあなたの心にも渡されるはずだから。

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【野中誠太選手プロフィール】
・2000年生まれ/埼玉県川口市出身
・2021年 FIA-F4日本選手権 シリーズチャンピオン(6勝)
・2024年 スーパーフォーミュラ・ライツ シリーズ3位
・2022年よりSUPER GT・GT300クラスに参戦(2024年:シリーズ9位/埼玉Green Brave)
・2025年 全日本スーパーフォーミュラKDDI TGMGP TGR-DC、SUPER GT 埼玉Green Brave、
SUPER 耐久 埼玉Green Brave、GTアジア TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA参戦中