
フラット6ターボを、RRレイアウトをマニュアルトランスミッションで操る。
そんなピュアなドライビングエクスペリエンス。
筆者はもう心から大好きだと声高々に言えるのだが 今となってはもう、時代遅れなのかもしれない
スポーツモデルはガソリンエンジン搭載車であっても今となっては生き残りの為、絶対的な速さをもとめハイブリッド化が進み、AWD化も続々と進んできている
オープンエアーだって昨今は電動化によってメカニカルサウンドが響かないのも存在する それも世界観の一つとして間違ってはいない
だが、私たちエンジン好きなクルマ好きが欲するのは エンジンノイズ・エキゾーストノートが風の音と混ざり、ダイレクトに響き渡る瞬間 マニュアルトランスミッションの頭と体をつかって操るという シンプルであり、ダイレクトなエクスペリエンス クルマ好きの心をくすぐる ”楽しい”が存在する瞬間だ
これは走りを愛するあなたに向けた、今だからできるポルシェからのプレゼントではないのだろうか?
今回ご紹介するクルマもきっと、そんなヘリテージ思考なあなたの心をくすぐるはずだ
911の歴史において、もっとも成功したモデルとも言えるだろう大ヒットとなった992.1。
メルセデスのGクラスと同じく都市部へと向かえば必ず見るくらいの勢いだ
そんなヒット作992も、”.1”から”.2”へと進化 最新は最良、デザインやテクノロジー面で全体的なブラッシュアップが行われたのが特徴だ
ベースモデルより軽量で、存分に運転を楽しめる走り好きのためのグレード ”Touring”のT 「カレラT」も992.2へと進化を遂げた。
各部に他のモデルと同等のアップデートを受け パワートレインは、GTSグレードはハイブリッド化など賛否両論な進化を遂げたが
ベースモデル、カレラ系統は3リッターの水平対向6気筒ターボという基本的なところは変えずに熟成を重ね
394PS/6500rpm 450N・m/2000-5000rpm へとパワーアップ。
そのフィーリングは力強くも扱いやすく、気軽にアクセルを踏んでいけて フラット6の楽しさを存分に味わえる
かといって、カレラ・カレラTでも400ps近い出力を得るようになったので 踏み込めば、そりゃぁしっかりと速い。ちゃんと刺激的だ。
ドライビングプレジャーを気持ちよく刺激してくれる
ゆったりでもいいし、飛ばしてもいい!そんな楽しいのレンジが広く親しみやすいところが魅力
そして何より、992.2カレラTの一番のトピック 搭載されるミッションは、PDKは廃止され
”マニュアルトランスミッション”のみ
という 今時珍しい、硬派な物になったこと
ギアボックスも前世代は7速MTであったのが、6速MTへと刷新
ギアの段数こそ減ってしまったが、そのシンプルなシフトレイアウトはドライビングの気持ちよさに直結する
そのカチッとしたシフトフィーリングは超気持ちイイ!
フラット6ターボ×RRを自らの手足で自在にコントロールする楽しさというのは他のクルマでは味わえない
足回りはベースモデルより10mm低い専用のアダプティブスポーツサスペンションを装備 加えてPTVや専用セッティングのリアアクスルステアリングなど、 ツイスティなワインディングでも、グイグイと曲がっていけるデバイスも標準で備わった
ブレーキは992.2世代になりフロントには対向6ピストンキャリパーがあたえられ、ローター径が350mmに拡大。ストッピングパワーも強化 これなら安心してワインディングを駆け抜けられます
スポーツモデルといえば速さ一辺倒で2ペダルで機械が何でもやってくれる的なモデルだらけになってきている今の時代
速すぎないスペックに、マニュアルトランスミッション
これだけ純粋に「走りの楽しさ」を求めたクルマって今時少ないですよね
そして、これも大きなトピック 992.2世代のカレラTには新たに「カブリオレ」の選択肢が登場したこともトピックだ。
オープンエアで風と周りに広がる景色を楽しみながら ベースモデルのカレラより軽い車体にフラット6×RR×6MTでワインディングを心地よく駆け抜ける
そんなの楽しくないわけがない! これはもうポルシェからのご褒美ともいえましょう
カレラT カブリオレが追い求めたものは 「ピュアで爽快なドライビングプレジャー」
フラット6ターボとRRレイアウトを6MTで、そしてオープンエアーで楽しむという贅沢
至極のドライビングエモーショナルを楽しみたいのなら
992.2 911カブリオレ カレラT このクルマでしょう
カレラTに搭載されるのは3リッターフラット6ターボ。

992.1時代と基本的なものは変わらないが、394PS、450N・mと前期型よりパワーアップ。
環境規制も内燃機関に対しかなり厳しくなっており、燃焼のリーン化やNOxの大幅低減を求められ排気のレイアウトがかなり苦しくなるユーロ6eの適応後
GT3や他メーカーのスポーツモデル達が少しスペックを落としていく中で、しっかりとパワーアップしてきたというのにポルシェの努力が垣間見える
排気系はスポーツエグゾーストを装備

上記の環境規制の関係もあり、多少992.1より音量が小さくなってしまった感じはあるが
その力強く乾いたフラット6サウンドは健在!逆に排気音が少し小さくなった分、エンジン本体からのサウンドを楽しめるようになったともいえる

なによりのトピック
マニュアルトランスミッション!
前世代は同じMTでも7速であったが、改良後は6速に変更。
7速時代もそれなりにカッチり”感”はありましたが、少し横方向への動きが短すぎる不自然なフィーリングもあったのが 6速になりそれが解消!!
そのカチッとした自然なシフトフィーリングは超気持ちイイ!無意味にシフトアップ・シフトダウンをしたくなる フラット6ターボを自らの手足で自在にコントロールする。
絶対的な速さはPDKだろうが、やはりMTの楽しさに勝るものはない
足元にはグロスブラックペイントの20/21インチのカレラSホイールを選択しブラックで統一。

足回りはベースモデルより10mm低い専用のアダプティブスポーツサスペンションを装備
ブレーキは992.2世代になりローター径が350mmに拡大、フロントには対向6ピストンキャリパーを装備する これなら安心してワインディングを駆け抜けられる
加えてPTVや専用セッティングのリアアクスルステアリングなど、ぐいぐい曲がっていく為のデバイスも標準で備わる。
速さよりも、走りを楽しみたい人にむけて作られたのがカレラT。 とことん走りの楽しさを追い求めたクルマなのだ 全てはフラット6エンジンを思う存分楽しむためにある
992.2世代になりデザインも各部ブラッシュアップ
最新が最良のワードに沿ったように、洗練されたスタイリングを強調しながらも どこか前世代の911の面影も映し出すようなデザインだ

“フライライン”といわれる極端な後ろ下がりのルーフラインや、後ろに向け大きく膨らむ備えた独特なカタチは 昔から変わらぬ911らしいデザイン
それは幌屋根のカブリオレでも、クーペと待った変わらない綺麗なボディラインを保っている

ポルシェの並々ならぬこだわりがうかがえるポイントだ
そしてスイッチを押し、僅か12秒でオープンスタイルに

オープントップを開けたその姿は、ルーフが無い事により後ろに大きく膨らむRRであることを主張し 911らしさをより強調させる。

その後ろ姿、ステキです
そして992のデザインを特徴付けるのが真横にシュッと一本でつながる立体的なLEDテールランプ。

PORSCHEロゴとライトストリップが一体化したのも、992.2世代の特徴だ。 遠くからでも、その車が992であることを印象付けます。
メーターがアナログ針を廃止し、フル液晶タイプになったことも992.2の大きなトピック。

複数種類の画面変更ができ、全体をマップ表示にできたりと表示できる情報量も増えたというのは大きな利点
アナログ針が消えてしまったことは少し寂しさはありますが、逆に言うとやっと現代のクルマらしくなったのも特徴でしょう。
ちなみに、伝統の5連メーターも表示可能。新しくとも伝統は忘れていません
インテリアはメーターこそ液晶型に変わりましたが 直線的で機能的なレイアウトという911の基本はきちんと踏襲。

ダッシュボードの形や、シートの柄、MTのシフトノブは杢、ウォールナットのを多層に重ねて削り出したオープンポア仕立て。 カレラTに与えらえるシートはサポート部にレザーを、中央部にはタータンチェックのファブリックを使った専用シート。

これも昔から変わらぬヘッドレスト一体型。 レイアウトだけでなく、そのアイテムたちのデザインも”911らしさ”をしっかり表現
最新の911ではありますが まるでナロー時代や旧世代の名車たちの面影をしっかり残すような形になっている。
今や911をわざわざMTで走らせること自体がある種のノスタルジーなのだろう。 カレラTはその郷愁を最大化して価値化させたグレードでもあるわけだ
最新の911をオープンエアーで楽しむ。 フラット6ターボのパワーとサウンドをRRで、風と共に楽しむなんて これは内燃機関だからできる”贅沢”

そして何より、マニュアルトランスミッションで、乗れるというのがカレラTの一番の魅力でしょう。
なんでも機械がやってくれる今の時代、だからこそ自らの手足で思う存分に操るというのが逆に贅沢な時間だと思うんです

操作類の配置やポジションに違和感が生まれない左ハンドルというのも、カーマニアの心をくすぐります。
左ハンドルMT、コアなクルマ好きにはたまらない選択ですよね

もちろん、最新の911ですから安全装備もしっかり備えてます ブレーキアシストやレーンチェンジアシストは標準装備です。安心快適にクルージングが出来ますね

フロントのラゲッジ コンパートメントの容積は135Lを備えます。 旅の荷物をのせて、フラット6×RR×MT×オープンエアで小旅行へ出かけませんか?

電動化が進んでいっているこの時代
なんだかんだで内燃機関への復帰の傾向もみられるが、まだまだ厳しい立場に置かれていることは確かでしょう
特に、純ガソリンエンジンユニットというのもダウンサイジングユニットであっても環境規制によりかなり首が絞められて行ってる状況だ
そんな中、最新の911 992.2世代になっても純ガソリンのフラット6ターボ×RRレイアウト×6速MTという シンプルでダイレクトなものを残してくれたというのは
これは走りを愛するあなたに向けた、今だからできるポルシェからのプレゼントではないのだろうか?
しかもそれは風と共に、オープンエアで存分に味わえるというんだから こんな贅沢はないでしょう?
追い求めたものは「ピュアで爽快なドライビングプレジャー」 至極のドライビングエモーショナルが、ポルシェエクスペリエンスがここにある!

◇◆お知らせ◆◇◆
大切なポルシェ、BMWを次のオーナー様へ大切に引き継ぎます!
買取/委託販売 お気軽にご相談ください。
カーリンクディライト浦和インター店
買取/委託販売/整備/オイル交換/カスタム/サーキット走行
ポルシェ 911 ケイマン ボクスター
BMW M2 M3 M4 M5 M6 M8
その他、輸入車スポーツモデルもお気軽にご相談ください!

当店は地元川口市出身のレーシングドライバー 野中誠太選手を応援しています!
【野中誠太選手プロフィール】
・2000年生まれ/埼玉県川口市出身
・2021年 FIA-F4日本選手権 シリーズチャンピオン(6勝)
・2024年 スーパーフォーミュラ・ライツ シリーズ3位
・2022年よりSUPER GT・GT300クラスに参戦(2024年:シリーズ9位/埼玉Green Brave)
・2025年 全日本スーパーフォーミュラKDDI TGMGP TGR-DC、SUPER GT 埼玉Green Brave、
SUPER 耐久 埼玉Green Brave、GTアジア TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA参戦中