原点と続いていく進化、その素晴らしき融合
Mercedes AMG SL43 ’22
スポーツカースタイルのお手本の様な、伝統のロングノーズ・ショートデッキのスタイル。
長年”メルセデスベンツ„のラグジュアリーロードスターとして存在してきた” SL „
それがこのR232型より、メルセデスAMGの専売車となった レーシングの血が色濃いAMGが、SLで目指したもの。
それは、 ”ラグジュアリー”だけではなく、 ”モータースポーツ起源のスポーツカー”という原点への回帰 そして、フラッグシップロードスターとしての、新しい時代の”ラグジュアリー”との融合。
引き締められたプロポーションと、美しい躍動感がみなぎるフォルム。
それはゼロから開発したアルミ製プラットフォームで構成され、エンジンは最先端技術の結晶であるF1からフィードバックされたパワーユニットを搭載 蓄積された技術を集約することで実現した、ダイナミックな走行性能
そこから生まれるのは人とクルマが一体となるような爽快感
そうSLは生粋のスポーツカーとして生まれ変わったのだ
そして、メルセデスベンツの伝統を受け継ぐ”安全性と快適性” こちらにおいても、最新の英知が注がれ、安全性や快適性も最先端のものを完備 クルマに任せ、ゆるやかに安全に。
そういうラグジュアリーなロードスターとしての世界観も忘れていない。
SLというスポーツカー、ラグジュアリーロードスターの長い歴史を新たに解釈し、かつてない次元へと飛躍させた 新世代SLで心地のよいドライブへ出かけませんか?
ロングノーズ・ショートデッキのプロポーションは、初代以来変わらぬSLの伝統を受け継ぐスタイリング
長いボンネットフードには力強さを象徴する“お約束”のパワードームがあり、運転中は常にそれが視界に入ってドライバーを良い気分にさせてくれる。
フロントグリルには縦のルーバーが並んだいわゆる“パナメリカーナグリル”
かつてのミッレミリアなどと同様の長距離高速公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」を制したSLの起源となった1952年のレーシングカー、300SL(W194)に由来する特別なモチーフである。
今ではAMGモデルにはこのグリルが付けられトクベツ感もなくなってきてしまってはいるが、これはそもそも、SLのもの 流麗でダイナミックなボディスタイルを持つ最新のSLに一番似合う
ボディカラーにはパタゴニア・レッドをチョイス。その妖艶な雰囲気を引き立てる
そして新型SLのもうひとつのハイライトは、もはやSLの代名詞にもなっていた「バリオルーフ」電動格納式のメタルトップを3世代ぶりに捨て 4代目 R129以来の伝統的なソフトトップに回帰したところ
伝統的なロードスタースタイルに戻ったことにより、先代モデルより21㎏の軽量化を実現 ソフトトップ化になっても低く構えたスタイリングは崩すことなく、オープンモデルとしての魅力的なスタイリングと、走りの楽しさもアップしています。
足元には、ネオクラシックとモダンが融合したようなデザインの20インチのAMG 5ツインスポーク アルミホイール その奥にはイエローの大型ブレーキキャリパーが顔を見せる。
ちなみにこのアルミ対向型の6ポットは、あのアドヴィックス製
しっかりした制動力とコントロール性、軽量なアルミ製でバネ下重量の軽減=フットワークの軽さに貢献していますよ
インテリアにおいてのトピックといえば、4世代目以来となる2+2レイアウトを採用したこと
2シーターレイアウトより縦横ともに広くスペースを確保できるため、圧迫感のすくない快適な空間を実現しています シートの仕立て、ボリューム感のあるシートは柔らかい手触りのナッパレザー まさに「SL」にふさわしい仕上がり。
物理的なスイッチの少ない最新のメルセデスらしいインテリア。
運転以外の操作はほとんどタッチ操作で完結するようになっていおり、それは縦型の11.9インチセンターディスプレイで行える
オーディオにはブルメスターオーディオシステムも完備、お好きな音楽を聴きながら優雅にクルージングというのも素敵な時間になる事間違いなし
搭載されるパワーユニットは F1の技術を採用した新型の2.0L直列4気筒ターボエンジン
「 M139l 」
スペックはBSG、ベルト駆動48Vのマイルドハイブリッドシステムとの組み合わせで 最高出力381PS/6750rpm、最大トルク480N・m/3250-5000rpm という。
2リッタークラスでは相当のスペックを誇る
え…2リッター4発なの?という声も少なくはないと思いますが… しかし、最新のAMG、しかもフラッグシップのSLに搭載するエンジン。ただ者ではありません。
トピックとしては、F1からダイレクトにつながる技術が投入されている事 量産車では世界初となる48V電気システムを電源とする電動ターボチャージャー「エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャー(EEGT)」を採用
これはFormula1由来の技術で、メルセデスAMG ペトロナスF1チームが、長年採用して実績を上げているシステムを直接のベースとしている。
ざっくりと仕組みをご説明しますと、 中小排気量のエンジンで大きなパワーを得ようとする ハイパワーなターボエンジンにありがちな、ターボラグ それが発生するポイントで、あらかじめターボチャージャーに一体化された「電気モーター」でターボチャージャーの軸を直接駆動させておくんです
とすると、アクセルを離したりブレーキを踏んだりした場合でも、電気モーターの電子制御により高いブースト圧を維持することができるため アイドリングスピードから全エンジン回転域、どの領域からでもブーストがかけられて、どの領域からでも力強くレスポンスのいい加速が出来るよねってこと
そのEEGTがもたらす、低中回転域での鋭いピックアップは、新感覚な加速感、やはり最新の技術、最新のAMGはさすがだなと感心してしまいますね
トランスミッションには、トルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを搭載し、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと高い伝達効率を実現した9速オートマティック 「AMGスピードシフトMCT」を採用。
ちなみに0-100km/h加速は4.9秒、最高速275km/hと大柄なRWDオープンとしてはかなりの俊足 ハンドリングはこれまでのSLとは大きく違うスーパースポーツ的フィーリング
しっかりとしたシャシーにカチッとしたダイレクトなステアリングフィーリング 軽快でパワフルなドライビングを楽しむことができますよ
メーターディスプレイやセンターのディスプレイも、モードをS+やレースにすればドライバーのやる気を引き出すようなデザインに 最近のメルセデスのバーチャルな世界感の演出…なんかワクワクしますよね♪
それらが融合し、7代目SLは 「生粋のスポーツカー」へと進化を遂げた 乗るほどに優れたメルセデスの技術力を実感させる、完成度の高いラグジュアリースポーツ。
それは全知全能…というべきか、やはり最新のメルセデスは素晴らしい…!