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機能的であり有機的、進化を求め生まれた美しさ。マラネロの歴史に新しい1ページを記したモデル Ferrari 360 Modena F1 ’01

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機能的であり有機的、進化を求め生まれた美しさ
マラネロの歴史に新しい1ページを記したモデル

Ferrari 360 Modena F1 ’01

ピニンファリーナによってデザインされた曲線主体な流麗なエクステリア。

それはエアロダイナミクス重視した結果うまれた機能美であるが、
同時にどこか生き物のような有機的な美しさをもつ

このクルマはフェラーリ初のオールアルミニウムのプロダクションカー
その骨格はアルコア製のアルミニウム押し出し材によるオールアルミ製スペースフレーム。

もちろんボディ外装もアルミ製 それだけでなく、シャシーとサスペンション部材、エンジンなど、
主要コンポーネントの殆どはアルミニウム製

ディーノ206 GTでミドシップ・フェラーリの歴史が始まって以来、最大といえる進化を遂げていた。

その軽量で空力性能に優れたボディに強靭なシャシー
そのコックピットに乗りこみ、キーを捻れば
フェラーリたる所以、その魂、V8エンジンが目を覚ます

走り出して、ひとたびアクセルをフラットアウト

上昇する回転数に合わせ、記憶へ刻まれるのは、
フラットプレーン・クランクが組まれたV型8気筒エンジンが放つ
鼓膜が破れる勢いで耳へ飛び込み、脳へ反響する官能的なV8サウンドが響き渡る

この瞬間だけで、360モデナを手にする意味があるといっても過言ではないでしょう

ミッションはシングルクラッチ2ペダルのF1マティック

甲高いV8サウンドを聞きながら、パドルシフトで変速し加速していく様はまるで、
V8時代のF1に乗っているような感覚に

左足でクラッチを踏んだり、右手をハンドルから離すシフト操作がない分
よりその甲高いV8エンジンのサウンドに集中して、没入して走ることが出来るのだ

自らの手で全て操るMTももちろんいいですが、
ロボタイズドミッション、F1マティックのクセであるポイントを理解できれば、
機械と対話して走るような感覚になってこれがまた楽しいんですよ♪

流麗なボディを持つ360モデナで
フェラーリの至宝、V8NAサウンドを全身で浴びる極上の没入体験しませんか?

ボディカラーはロッソコルサ

エクステリアデザインは、クラシカルな意匠からのラジカルな脱却がテーマに掲げられ
ピニンファリーナ、イタリア人デザイナーのダビデ・アルカンジェリが
おもにそのデザインプロセスを担当し
エアロダイナミクスを極めて重要視しデザインされ
フェラーリを象徴するデザインとして長きにわたり継承されてきた格子状のセンターラジエターグリルを廃し、フロント両サイドに2つのラジエーター・インレット・グリルを設け
ダウンフォースを増加させるべく、 フロントセンターのボトムラインを高め、 車体下面に取り込んだ気流をフラットボトムを経てリアのツインディフューザーへと導くなど、空力を重視したデザインを採用。

結果、空力面では大幅に進化しており、
180mph(約290km/h)で180kgのダウンフォース量を発生する。

これはF355の4倍の数値に 今までの伝統的な意匠から、最先端のスポーツカーとしての進化を求め、まさに機能美をつくしたフォルムデザインへと大きく姿を変えた。

しかしながら、今までの数々の名馬たちへの敬意を忘れているわけでは無い。

リアフェンダーに設けたエンジンコンパートメントへのエアインテーク、
伝統的な丸型ツインリアライトは 「250LM」 および 「ディーノ」 を想起させる

レトロデザインを現代的に再解釈したディテールを採用し、
機能的でありながら有機的

この年代のフェラーリだからこその独特な美しさをもっています

伝統のトンネルバックスタイルからファストバックスタイルになった360モデナ

それによりエンジンフードのガラス越しからその魂がつよい存在感を放つ

車体中央に縦置きで搭載される魂は、
F355の3.5L V8から派生し改良を加えられた 3,586cc V型8気筒 40バルブの自然吸気エンジン

8500rpmで達した最高出力は、F355比で20ps増の 400PS/8,500rpm
38.0kg·mの最大トルクは、それまでより1250rpm低い手前の4750rpmで発揮している

より扱いやすさが増したドライバビリティに優れたフィーリング  

5バルブエンジンはシリンダーブロックやヘッドなどは軽量合金製、コンロッドはチタン製、
そしてオイルの潤滑方式はドライサンプと、その構成は当時のレーシング技術の結晶のよう

そこから放たれるエンジンサウンドとエキゾーストサウンドは
カァァァァァン!!と甲高い官能サウンドを響かせながら8500rpmまで
レブカウンターは一気に駆け上がっていく

トランスミッションはF355でも採用された、セミオートマチックの「F1マティック」

360モデナでは改良が施され、前モデルより滑らかに人の感性に近づいたフィーリングへと改良され
F1マティックは、スポーツ・モードへ切り替えると流暢に仕事を始める。

7000rpm以上なら、0.15秒で次のギアを選ぶとか。

シフトダウン時には、ブリッピング機能が働く。

このモードではダンパーも引き締まり、一層の興奮を誘うイタリア流の熱き走りを体感できる

その反面、ゆったりと乗りたい時はその横のAUTOボタンを押せばいい、
完全なATとして扱うこともでき、クルーザーとしての役割も果たしてくれる

スーパーカーとしての面とクルーザーとしての面と、
どちらともを兼ね備え、気分によって性格を変えらえるのが2ペダルのいいところですよね

ロッソコルサの真っ赤なエクステリアにあわせ
ベージュのレザーインテリアでコーディネート

360モデナが持つ華やかさをより際立たせるインテリアとなっています

ドアは広く開き、室内へ乗り込みやすく リブの入ったシートに座ってみれば適度にソフトな座り心地で快適そのもの。

しっかりとしたサイドの計上もあり、熱き走りでも体を支えます。

着座位置はF355より高め。
355よりスポーツ感が損なった?という見方もありますが
逆に言えばクルマの感覚をつかみやすく手に馴染みやすい、視界も確保できるので疲れにくいという良いポイントであるとも言えましょう

F1マティックのインテリアは、ギアシフトのレバーが存在せず、ステアリングホイールの奥にコラムへ固定されたパドルが見え、通常であればシフトレバーが存在するであろうセンタートンネルには小さく華奢なリバースレバーやスイッチ類があるのみという違和感が ロボタイズドMTであることを主張しながらも、スッキリとしたインテリアが当時の”2ペダルスポーツ”らしさを感じさせますね

1990年代から2000年代へ、
フェラーリだけでなく様々なメーカーが新たな時代へと変わっていく、
そんな変革期に生まれた 360モデナ

先代のF355の直線的で、往年から受け継いできた、これぞフェラーリの造形!といったフォルムからはガラッと様子が変わり 曲線主体の流麗なスタイリングを得た

それは機能美、軽く、強靭に、更なる走りと上質感を求め
更なる進化を求めていったゆえに生まれた美しきフォルム 機能的でありながら、
同時に有機的な何かを感じるのは、他の者たちより優れたものになりたいと熱望し、進化を求め、姿を変えていく生き物たち。

それに通ずるものがあるからだろうか?。

登場から20年以上が経ち、2020年代になった今
しかし360モデナもネオクラシックの領域に も

ちろん現行のスポーツカー・スーパーカーと比べてしまえば空力面だったり、
もちろん絶対的な性能は劣ります

しかしこの年代のクルマだからこそ味わえる独特な味っていうのが最大の魅力

現行車種ではほぼ絶滅した純粋な高回転V8NAエンジンから放たれるハイトーンサウンドは
一度耳にしてしまったら頭から離れることはないでしょうし
現代基準で考えれば速くはないのかもしれませんが、
ドライバーが怖がることなく扱えて、踏み込める楽しさを残しているのも
この年代のスポーツカーの魅力です

操ってるときの適度なアナログ感、純粋なサウンド、あふれだすドライビングエモーション
360もそうですし、同年代ですと996GT3やE46M3なども同じですよね♪

デザインについても賛否両論あるとは思いますが… この独特なスタイリング、
今となっては当時らしさあふれる独特なものですし、よく見てみればすごくいいデザインでしょ?

わたしは写真撮っていて…すごく惚れちゃいました

機能的でエレガントなスタイリング
官能的なV8NAエンジンとエキゾーストノート フェラーリ初となる、オール・アルミニウム製ボディはじめとする強靭な身体から生まれる運動性能

そして毎日快適に乗れるピッコロフェラーリとしての役割

360モデナが示した道というのは現代のミッドシップベルリネッタへと確実に続いている

マラネロの歴史に新しい1ページを記した ロッソコルサが輝く360モデナで、
官能的なドライブを楽しみませんか?