
メルセデスAMGには、E63SワゴンやC63Sワゴン。
アウディには、RS6アバントやRS4アバント。
速いワゴンの世界は、 長らくこの2大巨頭の独壇場だった。
そして多くの人がこう思っていた。
「BMW Mは、なぜスーパーワゴンを作らないのか?」
いやいや忘れては困る!!
かつてBMW Mにもスーパーワゴンは存在したのだ。
それが、E34とE61のM5ツーリング。
ただしどちらも日本未導入。
ごく一部の欧州市場限定で、極少数しか生産されなかった幻の存在。
だからこそ、”Mワゴンで日本の道を駆け抜ける”ことは、M乗りにとって、長く叶わぬ夢だった。
更にもう少し考えると、 BMWは“スーパーワゴン”というジャンルにおいて、
あえて長年、不在を貫いてきたようにも見える。
なぜMは、このマーケットに乗り込まなかったのか?
Mモデルは常に、“ピュアスポーツ”であることが求められてきた。
実用車をベースとしていながらも、 日常をこなしつつ、
サーキットも走れるドライビングプレジャーを最大化した車造りがMの信念。
速く走ることに特化する車に、ラゲッジスペースの収納力など不要。
更には、ワゴンボディは、重量・剛性・空力などの点でセダンやクーペに劣る。
Mにとって、ワゴンは理想のボディ形状とは言い難かった。
では、何故今になってM3ツーリングを世に送り出したのか?という疑問。
答えは、2つではないかと想像する。
ひとつは、技術的条件。
G系CLARプラットフォームの進化、そしてM xDriveの成熟により、
“ワゴンでもMの走り”が再現できるテクノロジーが整った。
Mがこれまで選ばなかった道を、選べる時代が来たのだ。
もうひとつは、 「M3ツーリングをなぜ作らないのか?」
という長年のファンの期待の声に応えるために他ならないであろう!
ワゴンボディのMは、”最も待望されたM”とも言い換えられる。
家族を乗せてもいい。 荷物を積んでもいい。
けれど、ステアリングを握り、アクセルを踏み込んだ瞬間瞬間に約束されるのは、
心拍数が跳ね上がる全てを忘れさせる走りの刺激。
これは実用車の皮を被ったMではない。
Mがワゴンの姿で現れたのだ!
M乗り長年の夢、 ”Mの哲学を乗せたワゴン”で駆け抜けろ!!!

このクルマは、待ちに待った日本正規導入のMワゴン M3ツーリングである。
となれば、まずはワゴンらしい、リアビューから見ていこう
ベースの3シリーズツーリングに対して 大幅に張り出したリアフェンダー。
全幅は1905㎜ まさにM専用デザイン。
荷室と実用性を残したまま、圧倒的な踏ん張り感が速いMのワゴンであることを演出する。

3シリーズツーリングの実用性はそのまま。
ちゃんとリアハッチもガラス部だけ開閉します。
しかし、、、 拡大したフェンダー、4本出しマフラーなど、 何か様子がオカシイ!!
それが堪らなくカッコイイのだ!!!

ただでさえ迫力のあるG型M3のフロントフェイスに
MPerformance製のカーボンリップが加わったスタイリングはタダモノではない!
威圧感のある戦闘的なスタイリングは、
このクルマをワゴンと表現するのを 躊躇せざるを得ない・・・。

足元には、ブラックペイントのフロント19インチ/リア20インチのM鍛造ホイール
ダブルスポークスタイリング826M。
その奥には真紅のMコンパウンドブレーキシステム
その雰囲気は、 速いクルマであることを隠そうともしない!
黒く塗られたのM3 Competitionのバッチが付いたワゴンを見かけたら、
道を譲るほうが身のためかもしれない・・・。

M乗り待望のスーパーワゴンに搭載されるのは、 3.0リッター直6ターボ S58B30A
身体に伝わる振動、低く唸る排気音が、 やばいワゴンであることを周囲に知らしめる。
それもそのはず
最高出力は510ps/6,250rpm
最大トルクは650N・m/2750~5500rpm
0-100km/h加速は3.6秒
スーパーワゴンと呼ぶに相応しいパフォーマンスを発揮する。

駆動は8速のMステップロニックと可変式4WDのM Xdriveの組み合わせ。
DCTではなくトルコン式ATだが、 ソフトウェア制御により鋭さとスムーズさを両立
シュチュエーションやシーンなどを一切選ぶことなく、
強烈なパフォーマンスを体感できるの もこのクルマの凄さと言える。

「M Xdrive?BMWといえば、FRでしょ!!」 そんな声にも心配無用だ。
通常は後輪駆動寄り、必要に応じて前輪にもトルクを配分というシステムで、
ドライビングスタイルに応じて “4WD→4WD Sport→2WD(完全後輪駆動)” まで選べるようになっている。
しかも、アクティブMディファレンシャルが、 コーナリング時にトルクを自在に配分し、
ワゴンでありながら尻で曲がる楽しさ、「BMWのスポーツモデルに乗っている!!」
という楽しさを十二分に体感出来るのだ。

Mカラーに彩られる12.3インチのマルチディスプレイメーターパネル。
G型になって、ドライビングアシストプロフェッショナルなどが付いて
先進性や快適性も兼ね備えるMとなった。
しかし、ドライバーの走りの本能を刺激し、理性を奪いに来るのがMであることを忘れてはいけない。 このワゴンの走りには注意が必要だ!

ブラックサファイアメタリックのボディとは対象的に華やかなインテリア
フィオナレッドのフルレザーメリノ ダッシュボードやトリムにもレザーが貼り込まれ、
上質な仕立てとなっています。
組み合わせられるのは、スポーティなMらしいカーボントリム
上質なだけでない、走りの本能を刺激するインテリアと言って過言はないだろう。

アクティブベンチレーション機能の備わるMスポーツシート
スポーツ走行にも耐えうる充分なサポート性を持ちながらも、
コンフォートなツーリングワゴンに相応しい乗り心地
立ち位置は、実用性と快適性を持ったワゴンとしていながらも、
ひとたびアクセルを強く踏み込めば・・・ そんなところが堪らないのだ。

分割可倒式のリアシートを倒せば長物の積載も用意に可能です。
ビジネスツアラーとして使うのはもちろん良いが、
「アクティブに過ごす休日に使いたい!」というユーザーが一番多いのではないだろうか?
このクルマは、スキーやスノーボード、ゴルフ、サーフィン、キャンプなど、
レジャーへの移動も高速で実現するスーパーワゴン
どんな使い方をするかはアナタ次第と言えよう。

使える場面の多いワゴンだから、 レジャー用品を積み込んで、
友人たちを誘って出かけるというシチュエーションは容易に想像が出来る
そんな時、何も知らされずにこのクルマの後席に座らされた人は、
強烈な加速と俊敏な走りに驚くことでしょう!!
そんな人のために、忠告をしておかないと。
黒く塗られたのM3 Competitionのバッチが付いたワゴンに乗車するように勧められたら、
しっかりと身体を支える覚悟をしておこう。

これは、メルセデスAMG、アウディRSなど スーパーワゴンの牙城に送り込まれた”Mの刺客”
そして、M乗りが長く待ち焦がれた、 ”Mの哲学を乗せたワゴン”
「M3のワゴンがあれば…」
「家族や荷物を乗せて、Mの走りを楽しみたい…」
「日常にMを持ち込みたい」
その声に、BMW Mはついに応えたのだ!
M3 Touringが、日本の道を走るということ。
それは、BMW Mが“走り”だけじゃなく、“人の想い”までも走らせるブランドであるという証明だ。
BMW Mを好きで良かった。 そう心から思わせてくれる1台が、いま、日本を駆け抜ける。
そのステアリングを、あなたは握らずにいられるだろうか?
◆◇◆お知らせ◆◇◆
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