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熱きスクーデリア・フェラーリの血統 𝐅𝐄𝐑𝐑𝐀𝐑𝐈 𝟒𝟑𝟎 𝐒𝐂𝐔𝐃𝐄𝐑𝐈𝐀 ’09

熱きスクーデリア・フェラーリの血統

𝐅𝐄𝐑𝐑𝐀𝐑𝐈 𝟒𝟑𝟎 𝐒𝐂𝐔𝐃𝐄𝐑𝐈𝐀 ’09

目を惹くレーシングストライプが車体中央にあしらわれたホワイト Bianco Avusを纏うボディ

美しくも攻撃的、空力デザインを極めた美しいボディの足元には、
その魅力を引き立てるサテングレーの19インチホイール。

そして、その奥の収まるはモノブロックの6PODキャリパーとカーボンセラミックローター

立ち姿からして、その熱き走りを体現している
もちろんパフォーマンスは世界第一級。

なぜなら、このフェラーリを鍛え上げたのは、
7度のワールドチャンピオンに輝いた偉大なるF1王者 ”ミハエル・シューマッハ” なのだから

その偉大なるF1王者は、 ニュルブルクリンク旧コースを走り込み、
レーシングマネッティーノや電子デバイスなど
430スクーデリアのセッティングに自らの知り得る開発メソッドを注ぎ込んだ

切れ味鋭く、ソリッドで洗練されたハンドリング
官能的で、弾けるようなハイトーンサウンドを響かせる高回転型V8NAエンジン
エグゾーストノートやメカニカル音といったドライビング・エモーションに直接働きかける音が
響き渡り あたかも本物のレーシングカーを操っているような錯覚に陥りそうになる

ステアリングを握った者をレーシングな世界へと誘う

熱きドライビング・エモーションをあなたに

曲線美が美しいF430のデザインを手がけたのは、ピニンファリーナ

その美しきスタイリングも、スクーデリアの為にとびきり刺激的な走りに進化を遂げている

空気の流れを整流するサイドシル エアダクトを備えたリアバンパー
大型化されたリアディフューザー

これらはFXXプロジェクトにより生まれた特許技術「ベースブリード」によって、
ベンチュリー効果をより得ている

エンジンカバーの端もリップスポイラー形状となり、
最高速では300Kgのダウンフォースを獲得しながらも、 Cd値はF430程度に留める

リアビューを眺めるだけでも、
この車がいかにエアロダイナミクスを高めた車であるかがよくわかる

そう、この美しきリアビューは必然の産物なのである

レキサン製リアウィンドウ越しに、姿を見せる”魂”の存在感たるや
思わず心を引き込まれることだろう

カーボンで多い囲われたエンジンベイに収まるそのエンジンは ”F136ED”

F430スクーデリアの魂とも言うべき高回転型V8NAエンジン

F430のV8エンジンをベースに 新形状のピストンを採用、
圧縮比を11.3から11.88まで引き上げ
ドライサンプ用オイルポンプも高圧の新タイプが採用され、
ECUのマップもそれに合わせてセッティング

ベースのF430から+20ps、最高出力510ps/8,500rpm 470Nm/5250rpmを発生する

高回転だけではなく、3000rpmで最大トルクの80%が得られる柔軟性も持ち合わせている

改良されたのはパワーだけではない

搭載されるセミATミッションは “スーパーファスト2”を名乗り第2世代へと進化

高圧の油圧アクチュエーターを新装備し変速に要する最短時間を0.06秒にまで短縮

それでいて、変速はシームレス。

マルチコーン・シンクロを備えた市販車用ギアボックスとしては
驚異的と言っても過言ではないでしょう

フェラーリらしいサウンドの官能性も増幅されている

吸気音を増幅するデバイスを備え、
エキゾーストマニホールド、ハイマウントテールパイプは430チャレンジのものを採用

ひと度右足を踏み込めば、
エンジンサウンドとエグゾーストサウンドが、 コックピットを満たす。

ドライバーは恍惚という言葉の意味を知るだろう

170以上にも及ぶパーツをグラム単位で軽くし、 100kgの軽量化を実現した430スクーデリア

全てはとびきり刺激的な走りのため!

その手段が軽量化であり、
この車のキャラクターを最もわかりやく確認出来るのがインテリアである

スパルタンでレーシーなインテリア そのインテリアはまさにコックピット。

ドライバーのためにある

ラグジュアリーで、フェラーリの華であるF430がポルトローナ・フラウレザーで構成されるインテリアなのに対して

スクーデリアは正に対極

ドアやインテリアのパネルはカーボンむき出しで、
インテリアパネルには反射も少なく軽量にできるバックスキン

妖しげな色気と凄みを漂わせている

カーボンレーシングシートの表皮には、 ジャージー素材が用いられ、
赤いシートのカラーリングはコックピットに座る者のアドレナリンを刺激する

足元はカーペットなんてものは無く、アルミ素材の剥き出しのフロアとなっている

全ては、スクーデリアフェラーリの熱き走りを体現するため

文字通りのコックピットなのである

そんなレーシーなコックピットに収まり、
レーシングマネッティーノをCTオフで サーキットを周回する

ステアリングに備わるLEDインジケーターを頼りに、
パドルを引いて変速 要する時間はわずか60mm秒

イエローレブカウンターの針が振れ、 車は鋭く旋回し加速する

今の時代、貴重な430スクーデリアをサーキットで走らせるなんて、
経済的なゆとりと腕に覚えがある限られた人にしかできない
贅沢極まる遊びといっても過言ではない

しかし、偉大なるF1王者の手より鍛え上げられた430スクーデリアを駆って、
その熱き走りの情熱に触れてみたいものだ

2007年のフランクフルトモーターショーでの発表から今年で17年

スーパーカーのHV化やEV化が進み、それが台頭するこの時代になったからこそ
官能的で刺激的な自然吸気のV8エンジン。
アナログな世界感を濃く感じることが出来る
𝐅𝐄𝐑𝐑𝐀𝐑𝐈 𝟒𝟑𝟎 𝐒𝐂𝐔𝐃𝐄𝐑𝐈𝐀 ’09

世界中のティフォシ フェラーリの視線も、
より熱いものになっていると言っても過言ではないでしょう

高回転V8NAのマシンに乗れる機会もこの先少なくなってしまうのでしょうか…なんて
思ったりしてしまう今の世の流れの中

そんな今だからこそ、 偉大なるF1王者の手より鍛え上げられた”ホンモノ”だけが放つ凄みと、
ほとばしるドライビングエモーションを感じることが出来る 熱きスクーデリア・フェラーリの血統

その結晶、稀少な一台をガレージに加えませんか?