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高回転で牙を剥く直6。 それは果たして本当に“シルキー”か? BMW M3 ’04

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E46 M3の発売は2001年。

すでに20年以上が経ち、ネオクラシックとして語られる時代に入った。

だが、このクルマは、ただの懐古趣味に収まる存在ではない。
今なお多くのドライバーの心を捉え、
そして新たな“ヨンロク エムスリー”ファンを生み出し続けている。

では、なぜE46 M3はここまで人を惹きつけるのか? その答えは明快だ。

己の意志で右足を踏み、6速MTでエンジンを引き出した者だけが知っている。

当時の雑誌などを振り返ると、
”シルキーシックス”という言葉を用いて書かれた試乗記やレビューなどを目にすることがある
はたしてそれは本当か?

現在このクルマを所有している者、あるいは一度でも真剣に走らせたことのある者に問いたい。
「あなたはE46 M3のS54B32を、“シルキーシックス”と評価しますか?」

しっかりとアクセルを踏み込んだ経験があれば、おそらくこう答えるだろう。
「否、あれは“シルキー”ではない!」

8,200rpmまでブン回せるこの直6は、熱膨張に強い鋳鉄ブロックを採用し、
まるでレースエンジンのように高強度で精密に組まれている。

アクセルを踏み込めば、鋭く機械的に回転が上がり、 その吹け上がりはまるで刃物のようにシャープ。 回せば回すほどに、むき出しの荒々しさが顔を出す。
4,000rpmを超えたあたりからは、金属的なサウンドが車内を突き抜け、
ドライバーの鼓膜と心臓を揺さぶる。

それは「滑らか」などという言葉では到底表現しきれない、理性を奪いに来る官能。
S54B32の真の姿は、“過激で中毒的な内燃機関”。

最高出力は343ps 数字だけ見れば、現代のMやハイパワー車に比べて控えめかもしれない。

だが、このパワーだからこそ、 ドライバー自身の意志と操作が主役となり、
マシンと本気で対峙できる。
6速MTを駆使し、自分の意識でトルクを引き出す快感。
その面白さは、いまや一部の新車では味わえないものになった。

そして何より、その楽しさを本当に味わうには、 アクセルをしっかりと、踏みきることだ。

ヨンロク エムスリーは、”自らの意識で車を操り、アクセルを踏みきりたい”、
そんな車好きを魅了し続ける。

BMW Mは言った、 ”M3は地上のアスリートである” と 。

当時最新のエアロダイナミクスの理論に基づき描かれたそのボディは、
標準モデルよりも25mm拡幅、 筋肉質に膨らんだフェンダー。

そのボディラインは屈強にして強靭。

コンパクトなボディを控え目ながら、
前後共にワイドに拡大され生まれた力強くもグラマラスなボディ。

光の当たったその姿、その陰影は美しく逞しく鍛え上げながらも
無駄を排除したアスリートのようである

ビルシュタインのサスペンションでスッとキレイに車高が落とされ、
その足元にはNEEZの19インチホイール ユーロクロス

E46M3が現行車であった頃、早々とカスタムされたショップのデモカーや
ユーザーカーに装着されているのを見て指を咥えた人も多いのでは?

この当時感は、はっきり言ってカッコイイ!!!

そしてそのホイールの奥にはシルバーのbrembo製キャリパーが前後に装着される。

ブレーキのカスタムというと、 車を弄るうえで ”ちゃんと走る車である” ということを主張する重要な
パーツであると同時に、 非常に高価になるカスタム

せっかくならひと目でbremboのそれと分かるレッドを選びたくなるところだが、
シルバーを選択する主張しすぎないオトナなスポーツスタイリングだ。

中央が膨らむパワーバルジが設けられた力強さを強調するボンネット 。

その中に収まるのは、 ダブルVANOS、6連スロットルを持つ 8000rpmを許容する3.2L自然吸気
直列6気筒エンジン ”S54B32”

BMWの直6というと、シルキーシックスというイメージを持つひとが多いようだが、
このエンジンにはシルキーシックスの欠片など微塵もない!!

回転上昇と荒々しい表情を見せ、 ドライバーの理性を奪いに来る

左ハンドルにレイアウトされたドライバーズシートで操るのはもちろん3ペダルの6速MT

といってもこの個体は元々当時最先端であったパドルシフトで操作できるSMGユニットが搭載されていたもの

もちろんSMGで操るヨンロクも楽しい。
しかし、パドルシフトでこんなに楽しいのだから、3ペダルの6速MTで操ったら更に楽しであろうと、人というのは欲張るもの・・・ そして例に漏れず、このヨンロクもMTに換装されている

MTでのドライブをより楽しくするために、 走り好きのオーナーが考えるのは、
より小気味良く確かな手応えで操作できるショートシフターにしてはどうだろ?という発想。

如何にもショートシフターに替えましたという選択であれば、
CAE、IRP、coolerworxなどを選ぶところ

しかし、このヨンロクに装備されているのは、 アンバーのイルミが内蔵されたレザーのシフトノブ

一見するとショートシフターに替わっているとは気が付かない。

BMWといえば、このアンバーな雰囲気がいいんだよ!という当時感が好きな人も多いだろう
もちろん筆者もその一人。

当時憧れたヨンロク エムスリーを運転している・・・ そんな充実感は大切にしておきたい。

ヨンロク エムスリーの魅力のひとつが、
回転上昇と共にビリビリと金属を震わせるような乾いた甲高いサウンド

その魅力を増幅させるのがエキゾーストとして選択されたのが、
バルブコントローラー付きのパワークラフト製のマフラー

ビリビリと身体に刻み込まれるS54B32エンジンの甲高いサウンド

そのサウンドはきっとアナタをちょっとキケンな駆け抜ける歓びへと誘うだろう・・・

BMW Mの良いところ そのひとつはベースモデルと何ら変わらない実用性を有していることだろう。

ひとによっては、それじゃトクベツ感が少なくてツマラナイ、という意見もあるだろうが、
ちゃんと使えるということは、自ずとそのクルマとの時間を長くする

クルマは置物ではない、走らせてこそ生きるのだ!

乗員4人がしっかり座れて、荷物もしっかり載せられるユーティリティの高さ

この車を駆り出し、出会う景色を独り占めするなんてもったいない。

せっかく4人乗車を可能にするのだから、 誰かを誘って、駆け抜ける歓びを共有して頂きたい

チルト&スライド式のサンルーフ

サーキット走行などガチガチの走りを楽しむ方向性であれば、
頭上の重量増になるサンルーフはオススメしない

でも、きっとこれからヨンロクを所有するひとの多くは街乗り+αで、
高速やワインディングを走らせたいということではないだろうか

だったら、ちょっとでもスタイルがカッコイイ方がよくない?

サンルーフ、そして左右のリアクォーターガラスをチルトさせ、
それっぽい雰囲気たっぷりに街を流すヨンロクはカッコイイのだ。

雰囲気たっぷりに街を流すとなると、音楽は欠かせない。

harman/kardonサラウンドからお気に入りの音楽

そして、パワークラフトによって増幅されて甲高く放たれるS54B32サウンド

ちょっと想像しただけでも、悦に入ってドライブを楽しんでいるドライバーの姿が思い浮かぶ。

◆◇◆お知らせ◆◇◆

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当店は地元川口市出身のレーシングドライバー 野中誠太選手を応援しています。

【野中誠太選手プロフィール】
・2000年生まれ/埼玉県川口市出身
・2021年 FIA-F4日本選手権 シリーズチャンピオン(6勝)
・2024年 スーパーフォーミュラ・ライツ シリーズ3位
・2022年よりSUPER GT・GT300クラスに参戦(2024年:シリーズ9位/埼玉Green Brave)
・2025年 全日本スーパーフォーミュラKDDI TGMGP TGR-DC、SUPER GT 埼玉Green Brave、
  SUPER 耐久 埼玉Green Brave、GTアジア TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA参戦中