最新とノスタルジーの共存
Porsche 911 Carrera Type992
ひと目で最新とわかるその911が纏うのは、 空冷時代を彷彿させる濃紺 ”ナイトブルーメタリック”
メタリックが多く配合されるが、 その存在感は夜に沈む深い青 その姿は、最新になろうとも ”911はキューイチイチ”であることを示すようなノスタジーを漂わせる
そんなナイトブルーの911を連れ出す休日 ]
快晴のもと、911の走りを楽しんだ後に、 更なる幸せに出会えたら最高かもしれない
天気の良い日没の直後、 5~15分間ほどの僅かな時間 目の前の風景が青に染まる魔法の時間 ”ブルーモーメント”
ナイトブルーの992は、まるで夜の青さに身を沈めるかのように夜に溶けていく・・・
闇夜に浮かぶ立体的な真一文字のテールランプ
眩いLEDの光を放つテールは、 最新の911と知らしめる992のアイデンティティであり、夜の表情が楽しみになる
心地よいフラット6ターボの加速と スポーツエグゾーストサウンド、 RR独特の動きを楽しんでいると、 いつしか夜明けの時間を迎える・・・
そして、夜明けと共に空が青く染まり、 2度目の”ブルーモーメント”を目にすることになる
RR、車体のリアに搭載されるエンジンは 385PS / 450N・mの、3L 水平対向6気筒ターボ 7400rpmのレヴリミットまでストレスなく回り
軽快なフットワークをみせ、ドライバーの感性をほどよく刺激して心地いい高揚感を与えてくれる
物理的な文字盤と液晶画面が組み合わされたメーターパネルは、911伝統の5連メーター
こちらも昔と変わらないヘッドレスト一体式のシート
最新のインフォテイメントを備えながらも、911は”911を運転している”という満足度で満たすことを惜しまない設計となっている
いかにも最新らしい仕様も良いが、 どこか空冷の面影を感じさせるナイトブルーでは、 クロノウォッチの無いフラットなダッシュパネルも空冷の面影を演出すべく計算高く作られたかのようにも思えてくる
ナイトブルーの992を連れ出し、 ”ブルーモーメント”に出会う
その息を呑むような美しさを想像して欲しい
夜を迎えるの待つ楽しみ
夜が明けるのを待つ楽しみ