それはまるで闇に身を潜める小さきモンスター
Audi RS3 sedan ’22
ブランドを象徴する”フォーシルバーリングス”さえも 黒く塗りつぶすエクステリア
アウディの高性能モデルであることを示す グリルのRSロゴ
そして、ブレーキキャリパーだけが 漆黒のボディ小さき猛獣を警戒するようにと示す
警戒色のように赤く存在する 黒と僅かばかりの赤
たった2色で構成されるその姿は、 まるで闇に身を潜めて獲物を狙うモンスター
小さきモンスターの心臓は、 1-2-4-5-3という点火タイミングの鼓動を持つ、 アウディの伝統の2.5リッター直5ターボ
その最高出力は400ps/5600~7000rpm 最大トルク51kg・m/2250~5600rpmと車格を考えると超ド級
独特なリズムとエンジンサウンド、弾けるようなエグゾーストサウンドを発しながら、 レブリミットまで勢いよくメーターはレブリミットの7000rpmまで駆け上がり、その小さき猛獣はドライバーをシートへ押し付ける強烈な加速をみせる
俊敏なコーナリングを実現するRSトルクスプリッターを搭載することで、より安定してコーナーを抜け出し、前方の獲物を捕食するかのような加速を発揮する
想像して欲しい・・・ 夜も深い時間にルームミラーを照らす鋭いマトリクスLEDの眼光 そして一気に距離を詰めてくる得体の知れない何か これはもはや闇に身を潜めて獲物を食らう捕食者
小さきモンスターはドライバーをやる気にさせるインテリアも抜かりない
スポーツシートはハニカムにレッドステッチが施されたナッパレザー
アルカンターラ巻きのステアリングやシートベルトにもレッドステッチが施され、 ドライバーの走りの衝動に火を点ける
その走りのテイストはリアシートにも統一され、 同乗者も、この車が走りのセダンであることを理解するのは容易である
ハイパフォーマンスカー顔負けの高性能を発揮しながらも、 4ドアセダンとしての実用性、 アウディの先進的な技術による安全性、 そして伝統のクワトロシステムによる走破性 を兼ね備え、オマケにスタイリッシュ
速く刺激的な車を所有したいと言っても、 多くの車好きには何らかのハードルが立ちふさがる
そんなハードルを解除しながらも、ハイパフォーマンスであること これはまるで車好きに全知全能を授けるとも言わん、 アウディからの贈り物ではないだろうか